この記事では、ためしてガッテンで紹介されたシミを消す方法を分かりやすく紹介します。
シミを消したい方々の中で、2016年1月20日にNHKで放送された「戻れ!シミの消えた肌 冬こそ徹底対策」という回が長く注目されています。
今でもその方法を試してみようとする人が後を絶たず、本当に効果があるのか気になりますよね。
ためしてガッテンによるとシミは「赤いシミ」と「茶色いシミ」の2つあり、それぞれに対処法があるということでした。
それぞれのシミを消す方法を紹介するのでご参考下さい。
ためしてガッテンで紹介された赤いシミを消す方法
ためしてガッテンで紹介されたのは、赤いシミと茶色いシミを消す方法です。
まずは、赤いシミを消す方法と赤いシミの特徴、そして赤いシミにならないための予防法についてみていきましょう。
赤いシミの特徴
ためしてガッテンで紹介された赤いシミは、「日光角化症」と呼ばれるものです。
日光角化症には以下の特徴があります。
日光角化症の特徴
- 赤いシミとして現れる
- 皮膚の表面がザラザラして赤くなる
- 長期間の日光(紫外線)を浴び続けることで発症
- 屋外で紫外線によるダメージを頻繁に受ける人に発症しやすい(特に50代以上の方)
日光角化症は、長時間の間紫外線に当たることで発症します。
30代では見られませんが、40代になると年齢とともに頻度が増加するとされています。
日光角化症は30歳代まではほとんど見られず、40 歳代からみられるようになり年齢とともに その頻度も増加します。
(引用元:佐世保市立総合病院 地域連携室だより)
赤いシミはどう消す?
「ためしてガッテン」でも紹介された、あの赤いシミ。実は、日光に当たりすぎるとできる「日光角化症」ということでした。そんなシミを消すには、皮膚科で処方される塗り薬が効果的です。
その塗り薬の名前は「ベルセナクリーム(通称イモドキクリーム」。このクリームをシミに塗ると、肌の奥まで薬の成分が浸透して、シミがポロポロと剥がれてくるのです。
注意して欲しいのは、このクリームは薬局やドラッグストアでは買えないこと。 皮膚科で診てもらって、初めて手に入れることができます。ネットでも売っていないので、くれぐれも自己判断で買わないようにしてください。
このクリームは「日光角化症」のシミにしか効果がありません。他のシミ、たとえば茶色いシミに使ってしまうと、かえって肌を傷つけてしまう可能性があります。
もし、お顔に赤いシミが気になる方は、一度皮膚科の先生に相談してみてくださいね。きっと、あなたに合った施術法を見つけてくれるはずです。
赤いシミを作りたくないあなたへ!予防法を解説
ためしてガッテンでは、赤いシミは強い紫外線が原因でできるという話でした。でも、ちょっとした工夫で、赤いシミは予防することができます。
日焼け止めはマストアイテム!
季節を問わず、毎日塗ることが大切です。お散歩や買い物に行くときには「SPF10~20、PA++」ぐらいの日焼け止めがおすすめ。でも、海や山に行くときは「SPF50以上、PA++++」など、紫外線が強い場所に合わせて選びましょう。
こまめな塗り直しを忘れずに
日焼け止めは時間が経つと効果が薄れてしまうので、2~3時間ごとに塗り直すのがポイントです。
飲む日焼け止めもプラスして
しっかり紫外線対策したい方は、飲む日焼け止めも併用するとより効果的ですよ。
ためしてガッテンで紹介された茶色いシミを消す方法
あなたは、お顔にできた茶色いシミに悩んでいませんか?実は、このシミ、日常生活のちょっとしたクセが原因でできているかもしれません。
そこで、ためしてガッテンで紹介された茶色いシミを消す方法をご紹介します。
なぜ茶色いシミができるの?
茶色いシミができる原因は、紫外線やホルモンバランスの乱れなど様々ですが、実は「摩擦」も大きな原因の一つとされます。
顔をゴシゴシ洗ったり、髪で顔をこすったりするような小さな摩擦が、肌に炎症を起こし、シミを作ってしまうことがあるのです。
ためしてガッテンでも、茶色いシミを消すための方法として「できるだけ摩擦を減らすこと」が大切だと解説していました。
茶シミを作らないためのケア
では、どうすればシミを作らずに済むのでしょうか?ポイントは肌への摩擦を減らすことに尽きます。
洗顔とスキンケアのやり方
洗顔は泡で優しく 顔を洗うときは、たっぷりの泡で包み込むように洗うのがおすすめです。ゴシゴシこすらず、優しく洗顔しましょう。
スキンケアも優しくタッチ 化粧水や乳液をつける時も、擦らずに、優しくパッティングするのがポイントです。
摩擦や刺激を避ける
髪は顔から離して 寝るときや、家事をする時は、髪が顔に触れないようにまとめましょう。
メイク道具も柔らかいものを ブラシやスポンジは、肌に優しい柔らかい素材を選んでください。
茶色いシミ予防は、毎日の積み重ねが大切です。それだけでも茶色いシミは改善されるはずです。
自力でシミがポロッと取れる方法はある?
既にできてしまったシミ、どうにかしたいけど、何から始めればいいの?という方に向け役立つ情報をまとめました。
シミを消す方法は色々とあり、諦める必要はありません。
まずは、皮膚科の先生に診てもらって、自分に合った薬を処方してもらうのがおすすめです。でも、めんどくさいという人は、ドラッグストアで買えるシミ対策化粧品を試してみても良いでしょう。
おすすめの市販薬
市販薬を利用する場合は「トラネキサム酸」を含む内服薬がおすすめです。
トラネキサム酸とは、メラニン色素を生成するプロスタグランジンの生産を抑え、肌の炎症を抑制します。
代表的な市販薬としては第一三共ヘルスケアの「トランシーノII 」が挙げられるでしょう。
効果を実感するまで3ヶ月程度かかることがありますが、手軽に試せる方法です。
ただ、市販のトラネキサム酸は肝斑にしか効果がないので注意してくださいね。
おすすめの化粧品
化粧品は、外用薬と比べると、効果を実感するまでに時間がかかる場合がありますが、手軽に購入できて利用しやすいです。
代表的な化粧品としては「ケシミンクリーム」「ビーグレン」「メラノCC 薬用しみ対策保湿クリーム」が挙げられます。
シミの種類や、肌の状態によって、効果的なケアは変わってきます。自分にぴったりの方法を見つけて、一緒に美肌を目指しましょう。
例えば、乾燥肌の人には保湿をしっかりすることが大切ですし、オイリー肌の人にはさっぱりとしたタイプの化粧品がおすすめです。
大切なのは、あきらめずに続けること。毎日コツコツとケアを続けていれば、きっとお肌は喜んでくれるはずです。
ニベアクリームでシミは取れる?
ニベアクリームでシミが取れるか気になる方もいると思いますが、ニベアクリーム(青缶)はシミ用の塗り薬ではなく、保湿剤のためシミには効果がありません。
シミを消すには、トラネキサム酸やシミ向けの化粧品を使う用にしてください。
ためしてガッテンの顔のシミを消す方法まとめ
ためしてガッテンのポイントをまとめると以下のとおりです。
- シミには赤いシミと茶色いシミの2つがある
- 赤いシミは日光角化症と呼ばれ、皮膚科で貰えるベルセナクリームが効く
- 茶色いシミは摩擦が原因で、摩擦を減らすことが効果的
- 自力でシミを取る方法があるが、無理なら皮膚科がおすすめ
赤いシミは皮膚科を利用するのが最適ですが、茶色いシミについては日常的な工夫で減らすこともできます。
ポロッと取れるのは本当か?というと場合によっては本当と言えます。
ご自身の状況と希望に合わせて、無理なくシミを減らしていきましょう。
シミを諦める必要はありません。シミのない明るい未来を目指していきましょう。