このページではシミ取りレーザーの失敗について詳しくまとめました。
シミ取りレーザーは失敗の多い施術ではありませんが、効果がなかったり、かえって悪化するケースがあります。
ただ、さまざまな事例に目を通しておくことで対処できるはずです。
よくある失敗と対処法をご紹介しているので「失敗してしまった?」と不安な人もご参考ください。
シミ取りレーザーでよくある失敗と対処法
シミ取りレーザーでよくある8つの失敗例と対処法をご紹介します。
気になる項目を確認しておきましょう。
- シミが同じところに再発する
- 色素沈着が起きる
- 肌が赤くなる
- シミが改善しない
- ダウンタイムでトラブル発生
- かさぶたにならない
- 白くなる
- そばかすが消えない
【失敗①】シミが同じところに再発する
シミ取りレーザーを受けて満足しても、同じ場所に再発してしまう事例がよくあります。
多くの場合は色素沈着であり、6カ月程度かけて自然と消えていくため、基本的には心配する必要はありません。
しかし、正しいレーザーが選択されていなかったりアフターケアを怠るとシミが再発したり悪化するケースもあります。
明らかにおかしいと感じる場合は、別のクリニックで相談してみるのがおすすめです。
シミレーザーは経験と技術が必要なため、セカンドオピニオンは大切です。
対処法
紫外線色素沈着の場合は時間をかけてゆっくり消えるので心配の必要はありません。
それ以外のシミで再発した場合は、セカンドオピニオンとして別のクリニックに相談してみましょう。
一般的に平均して5~7回通うことが推奨されるため、再発を避けたい場合は定期メンテナンスすることでリスクを減らせます。
【失敗②】色素沈着が起きる
シミ取りレーザーでは、術後に色素沈着になってしまう事例がよくあります。
シミが濃くなったと思って不安になりますが、6カ月程度かけて自然と消えていくものであり、基本的には心配する必要はありません。
対処法
色素沈着は自分で100%防げるものではありませんが、万が一発症してもたいてい治まるので安心してください。待っても治らない場合はクリニックに相談しましょう。
色素沈着のリスクを減らすポイントは4つです。
- 術後にシミを触らない
- 術後にこすらない
- かさぶたを無理矢理はがさない
- 紫外線対策を徹底する
もっとも大切なのが紫外線対策で、紫外線を浴びるとメラニン色素が刺激され、色素沈着になったり悪化する恐れがあります。
紫外線が強い時期は避け、日焼け止めや保護テープを活用するのがおすすめです。
【失敗③】肌が赤くなる
術後に肌が赤くなてしまい、赤みが引かないことで不安になる人もいるかと思いますが、基本的には2~3日でおさまるため心配の必要はありません。
対処法
まれに赤みが長引いたり、火傷してしまっている例もありますので、1週間以上たっても赤みや痛みが続くようならクリニックに相談をしてください。
【失敗④】シミが改善しない
レーザー施術をしてもシミが改善しなかったとう声はよく見られます。
これは症状に合っていないレーザーが使われている可能性があります。
対処法
経験が少ないクリニックだと適切な処置が受けられない恐れがあります。
この場合は実績の豊富なところでセカンドオピニオンを受けることが大切です。
【失敗⑤】ダウンタイムでトラブル発生
シミ取りレーザーのダウンタイムの目安は1~2週間とされますが、ダウンタイム中は以下の症状が出ることがあります。
ダウンタイム中の注意点
- ヒリヒリとした痛み
- かさぶたになる
- 肌に赤みが出る
- 乾燥によるニキビ
ダウンタイムがあることは分かっていても生活に支障が出たり、マスクをしていると擦れて痛いという声がありました。
シミ取りレーザーを受けてから、かさぶたになるまでは「ヒリヒリした痛み」や「赤み」が続くことがあります。
対処法
原則的に1~2週間は通常の生活は送れないものと考え、焦らず様子を見ましょう。
なお、「レーザートレーニング」のダウンタイムは数時間。「ピコレーザー」のダウンタイムは殆どありません。
ダウンタイムのストレスを減らしたい時におすすめです。
【失敗⑥】かさぶたにならない
シミ取りレーザーでは「かさぶたにならない」と不安視する声もあります。
施術後、かさぶたができるのは軽度のやけどをするためですが、照射威力が弱い施術だとかさぶたができないことがあります。
対処法
きちんと照射されていれば、かさぶたができなくても効果は実感できるので心配はいりません。
一般的なイメージとは異なる、「黒や茶色の皮」や「点状の皮」がかさぶたである場合もありますので、自然にはがれるのを待ちましょう。
【失敗⑦】白くなる
レーザーを受けた部分が白くなったという声もよく挙がりますが、これは新しい皮膚の状態になっているだけで心配する必要はありません。
しかし、肌になじむまでは肌が白く見えることで失敗したと感じる人もいます。
【失敗⑧】そばかすが消えない
レーザーを受けてそばかすを消そうとしたが、そばかすが消えなかったという失敗事例がよくあります。
これはレーザーの種類が合っていなかったり、女性の場合は女性ホルモンの乱れなどによって消えないことが原因として考えられます。
対処法
そばかすが消えない場合は別のクリニックに相談されるのがおすすめです。
その時、受けて効果のなかったレーザーの概要と、内服薬が必要かどうか伝えると良いでしょう。
シミ取りで失敗したという場合は、その情報を元にして別のクリニックに相談するとスムーズに改善できる可能性があるので諦めないでください。
シミ取りレーザーで失敗しないクリニックの選び方
シミ取りレーザーで失敗を避けるためのクリニックの選び方のポイントをまとめました。
アフターケアがしっかりしたところを選ぶ
万が一、シミ取りレーザーで失敗してもアフターケアがしっかりしたクリニックなら安心です。
全国展開する大手では「ガーデンクリニック」は、シミ施術の実績が豊富で、施術後のメンテナンスにも非常に定評があります。
このようにクリニックの口コミを調べるさいはアフターケアの充実ぶりを確認するようにしましょう。
シミの種類にあった施術法があるか確認
シミ取りレーザーとは、シミの原因であるメラニン色素にレーザーを照射し、シミを壊して除去する施術です。
そんなシミ取りレーザーの種類は5つあり、「改善できること」はことなります。
以下の表を参考にご自身に合う施術があるかどうか確認するようにしましょう。
施術範囲 | ダウンタイム | |
レーザー トーニング |
・シミ ・肝斑 ・黒ずみ ・ニキビ跡 |
数時間 |
レーザー フェイシャル |
・シミ ・くすみ ・黒ずみ ・ニキビ跡 |
2~3日 |
フラクショナルレーザー | ・シミ ・黒ずみ ・ニキビ跡 |
1週間 |
Qスイッチルビー レーザー |
・シミ ・肝斑 ・ほくろ ・あざ |
1~2週間 |
ピコレーザー | ・シミ ・そばかす ・タトゥー除去 |
ほぼなし |
シミ取りレーザーでは、上記のように肌の悩みに合わせたものを選ばないと効果が得られなかったり、失敗してしまう恐れがあります。
経験豊富なところを選ぶ
シミ取りレーザーの失敗は100%防げるものではありませんが、実績のある医院であれば失敗リスクは減らせます。
もしシミ取りで失敗しても、他のクリニックで受ければ改善する可能性があるので諦めないでください。
問題を感じる場合はセカンドオピニオンについても検討されることをおすすめします。
シミ取りレーザーは何回受けると良い?
シミ取りレーザーを1回受けたものの効果がなかったという声を聞くことがあります。
これはある程度、仕方がないかもしれません。
1回でシミを薄くすることはできても、全てなくすことは難しいといわれているためです。
理想的な回数としては「5回~7回」が一つの目安となります。
シミを薄くする治療はまずは月に1度、平均して5~7回は通っていただきたいとお話しています。その後は2~3か月に1回、美容室に行って髪の毛のお手入れをするのと同じように、その時のお肌の状態に合わせたケアをしていくのをおススメしています。
(出典:金山美容クリニック)
シミ取りレーザーは1,2回受けて効果がなくても、継続的に受けることで効果を感じることがあります。
効果がないという場合は上記の回数を目安に利用してみて下さい。
シミ取りレーザーの失敗まとめ
シミ取りレーザーは人気の施術ですが、失敗やトラブルが起こることはありえます。
ただ、今回の内容を事前に確認しておけば、リスクを減らすことは可能です。
アフターフォローがしっかりしているクリニックを選べば上手くいかなくても心配することはありません。
事前に準備をして、シミ取りレーザーで失敗しないように気をつけていきましょう。