ハイドラフェイシャルは、水流を利用したジェットピーリング機器で、毛穴の詰まりや汚れを改善できるため人気があります。
しかし、刺激や痛みが少ないことから「効果がない」「意味ない」と心配される方もいらっしゃいます。
そこで、本ページでは、ハイドラフェイシャルのネガティブな評価とデメリットをご紹介し、さらに効果を高めるコツを解説します。
ハイドラフェイシャルとは?毛穴・ニキビに効果的な理由を解説
出典元:ハイドラフェイシャルとは | 【公式】ハイドラフェイシャル
ハイドラフェイシャルとは、水流を利用したジェットピーリング機器で、毛穴の余分な皮脂や古くなった角質をごっそり取り除き、20-30分の短時間で毛穴の奥まで洗浄することができる美肌施術です。
乾燥肌、オイリー肌、混合肌、敏感肌の方など幅広い肌質にも対応でるため、肌荒れの心配もいりません。
具体的な効果は大きく2つあります。
毛穴の詰まり・黒ずみの改善
ハイドラフェイシャルは、水流によって皮脂や古い角質を取り除き、毛穴の奥まで綺麗に洗い流してくれるため、鼻、顎、眉間の毛穴の詰まり・黒ずみの改善効果があります。
普段の洗顔パックなどのセルフケアでは取りきれない角質や皮脂を取り除いてくれるので、施術後はツルツルとした肌になり、ターンオーバーされます。
ニキビやくすみの改善
水流によってターンオーバーを正常化できるため、ニキビやくすみ、乾燥による小じわ・たるみ改善にも有効です。
ニキビについては既にあるニキビの改善はもちろんのこと、将来的にニキビができにくい肌にする効果があります。
また、美容液成分を肌へ浸透させるため古い角質が溜まることで目立つくすみや、乾燥が原因による小ジワの改善も見込めます。
ハイドラフェイシャルが意味ないと言われる理由6つ
ハイドラフェイシャルは、FDA(米国食品医薬品局)で認可された美容施術ですが、人によっては意味がないと言われてしまうことがあります。
ここからは、デネガティブな評価やメリットについて見ていきましょう。
①毛穴が広がると感じる
ハイドラフェイシャルは、パワフルな吸引力で毛穴にたまった汚れを取り除く施術です。そのため汚れが取れた後、一時的に毛穴が開いて見えることがあります。
そのため「毛穴が広がると感じる」と不安になる方もいますが、実際に広がるわけではありませんし、一時的なもので心配はいりません。
ただ、ハイドラフェイシャルは毛穴の詰まりを改善するもので、毛穴を小さくする効果を期待してしまうと「意味がない」と感じてしまうことがあります。
この場合は、毛穴を小さくする効果のある「ダーマペン」「シルファーム」といった施術と組み合わせると、綺麗になった毛穴が引き締まり相乗効果が期待できます。
②効果が長続きしない
ハイドラフェイシャルは1回受けただけでも毛穴の汚れをすることができ、即効性があります。
利用した人からも「顔がツルツルになった」「毛穴がキレイになった」「トーンアップした」など喜びの声が聞かれます。
しかし、老廃物や皮脂といった毛穴の汚れは日を追うごとに蓄積していくため、効果が長続きしないと感じてしまうことがあります。
ただ、1回だけでも毛穴が清潔になれば、毛穴の詰まりにくい肌になりますし、肌トラブルの予防にもなります。肌にとってプラスになることは間違いありません。
③刺激が少なく物足りない
ハイドラフェイシャルは刺激をおさえて汚れをしっかり落とせるメリットがありますが、刺激や痛みが少ないがゆえに「効果がない」「意味がないのでは」と感じてしまう人がいます。
実際の口コミでも「他のクリニックより刺激が弱かった」「他のピーリングより効いた感じがしない」といった声が出ることがあります。
刺激がマイルドであるほど「本当に効いてるの?」という疑問につながってしまうことは挙げられます。
④1回で効果を感じない
ハイドラフェイシャルは、水流の力でほとんどの毛穴の汚れを取り除くことができますが、一度で全ての汚れを除去できないことがあります。
大量かつ頑固な毛穴汚れの場合は一度で効果を感じにくい場合もあるので、残った毛穴汚れをみて「意味がない」と感じてしまう方もいるかもしれません。
即効性はありますが、1回で効果を感じるかどうかは個人差もあり注意しましょう。
⑤不適切な対応
ハイドラフェイシャルは、施術者の技術の不足や不適切な対応によって、効果が感じにくいことがあります。
特にエステ用は、医療従事者の監修がないため注意が必要です。もちろんエステが駄目ではありませんが、できれば医療用ハイドラフェイシャルの利用がおすすめです。
しっかりした効果を求めるなら、ハイドラフェイシャルの経験と実績が豊富なクリニックで受けるようにしましょう。
⑥過度な期待をしてしまう
ハイドラフェイシャルは、さまざまな肌トラブルの解消、即効性や長期的な効果の持続を期待される人がいます。こうした個人の期待と実際の結果で、認識のズレが生まれやすい面があります。
結果的に自分のイメージと違うことで物足りないケースが挙げられます。
ただ、あらかじめハイドラフェイシャルの性質やデメリットを認識しておくだけで、認識のズレは生まれにくくなります。
ハイドラフェイシャルの効果を高めるコツ
ここからは、ハイドラフェイシャルの効果を高めるコツについてご紹介します。
ダーマペンかシルファームと組み合わせる
ハイドラフェイシャルは毛穴にたまった汚れを取り除きく効果はありますが、毛穴の開きやたるみを改善する効果までは期待できません。
そのため、毛穴を小さくする効果のある「ダーマペン」「シルファーム」といった施術と組み合わせると、綺麗になった毛穴を引き締めることができ高い相乗効果が期待できます。
ハイドラフェイシャルで毛穴が広がると感じる方もいますので、ダーマペンやシルファームとの組み合わせは非常におすすめです。特にシルファームは、痛みも少ないので注目です。
他の施術と組み合わせる
ハイドラフェイシャルは他の施術と組み合わせると、効果をさらに高めることができます。
組み合わせ施術は以下のとおりで、自分の肌状態に合わせて選びましょう。
施術名 | 効果 |
光治療(IPL治療) | くすみや乾燥の改善 |
フラクショナルレーザー | 肌の滑らかさがアップ |
HIFU(ハイフ) | 肌のたるみを解消 |
光治療やレーザー等の前にハイドラフェイシャルを受けておくと、不要な角質が除去されているため、より照射施術の効果をさらに高めることができます。
複数回受ける
ハイドラフェイシャルをしても毛穴の汚れは日々たまっていきますので、複数回受けることがおすすめです。
定期的に受ければ、毛穴内を清潔な状態に保つことができますし、新しい表皮細胞の産生を促進して毛穴の根本解決に近づくことができます。
料金相場も比較的安く、痛みが少ない施術ですのでリピートで通いやすいでしょう。
よくある質問と回答
ハイドラフェイシャルでよくある質問と回答をまとめました。
受ける際の注意点は?
ハイドラフェイシャルは、肌に何らかのトラブルを抱えている場合、施術を受けられなかったり、症状が悪化してしまうことがあります。医師のカウンセリングを受けてから受けるようにしましょう。
施術直後は、施術した部位の肌が乾燥しやすくなり、日焼けによるダメージも受けやすくなりますので、日傘や帽子などで紫外線は避けてください。
エステと医療の違いは?
エステ用のハイドラフェイシャルは、一般的なエステサロンでの施術が可能で、医療用と区別されています。一方、医療用は、エステ用より高い濃度の溶剤を使うため、より効果を得られます。
エステ機器の効果に差はあまりありませんが、エステと医療の1番の違いは、ピーリング溶剤の濃度と言えるでしょう。
また医療用ハイドラフェイシャルは、アメリカ・Edge System社が特許技術を取得し、FDA(米国食品医薬品局)やEU加盟国基準で認可されています。
ケミカルピーリングとの違いは?
ハイドラフェイシャルとケミカルピーリングは、どちらも角質を取り除く施術ですが、大きな違いは「刺激の強さとダウンタイム」です。
ハイドラフェイシャルは美容成分と水を用い、肌への刺激が少ない傾向があります。一方、ケミカルピーリングは薬剤を使用して古い角質を除去するため、肌への負担が大きく、ダウンタイムが発生します。
2つの施術を比べると、ケミカルピーリングが劣るように感じますが、ケミカルピーリングにはシミを薄くする効果もあり一概にどちらが良いとは言えません。
効果持続期間は?
ハイドラフェイシャル効果持続期間は、1回の施術で2〜4週間と言われます。
ハイドラフェイシャルは定期的に施術を受けることで、1度では取り切れなかった汚れや脂分が取りやすくなるため、 1カ月に1回程度のペースで4~5回受けることが推奨されます。
まとめ。ハイドラフェイシャルが意味ないことはない
ここまで、ハイドラフェイシャルが意味がないと言われる理由や、注意点について解説してきました。
結論としては、ハイドラフェイシャルは少ない刺激で、毛穴汚れをしっかり落とせるメリットがありますが、その性質をきちんと把握しておかないと効果がないと感じてしまう恐れがあります。
ただ、本ページの内容を把握した上で、過度な期待を持たずに受ければ少なくとも不満を感じることは少ないでしょう。
ピーリング施術の中でも痛みとダウンタイムが少ないハイドラフェイシャルは、毛穴の悩みを改善する上でおすすめです。
ぜひ前向きに検討していってくださいね。